お役立ち情報
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認知症介助士という資格はご存知ですか?介護業界の現場では認知症の方と接する機会が多くあります。そんな中、日々の業務で認知症の方の対応について悩んでいる介護士も少なくありません。本記事では、認知症に関する知識や適切な対応方法が身につく認知症介助士という資格についてご紹介します。認知症介助士の資格について学び、必要に応じて資格の取得を検討してみてくださいね。
認知症介助士は民間資格であり、公益財団法人日本ケアフィット共育機構により認定されています。
認知症の方が社会から取り残されないように、認知症に関する正しい知識や寄り添ったコミュニケーション方法、接遇・応対、環境づくりを身につけます。
認知症の方が身近にいる方や介護従事者、接客業で認知症のお客様と接する機会がある方にとって役立つ資格です。
認知症はアルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症などの種類があり、症状も個人差があります。
適切な対応をすることによって認知症の方の不安を和らげられ、認知症の方の社会参加をサポートできるのです。
なお有効期限はなく、資格の更新も必要ありません。
認知症介助士の資格取得へ向けて学習する中で得られる知識は以下の通りです。
代表的な認知症にはアルツハイマー型認知症・血管性認知症・レビー小体型認知症・前頭側頭型認知症の4つがあります。
認知症の種類によって初期症状や特徴、進行速度も異なります。
認知症に関する正しい知識を身に付けることによって、特徴に合わせた適切な対応につなげられるでしょう。
認知症の方の症状はさまざまであり、どのような支援・介助方法が望ましいのか悩んでしまう場面もあります。
例えば、アルツハイマー型認知症は最も患者数の多い認知症です。
主な症状の1つに見当識障害があり、自分が置かれている状況がわからなくなってしまいます。
症状によって認知症の方が不安に感じる部分は異なるため、正しい知識と併せて認知症の方へのさまざまな支援・介助方法を学ぶことにより、寄り添った対応ができるようになるでしょう。
認知症に関する知識を深められる認定介助士ですが、資格を取得するにはどのような方法があるのでしょうか?
認定介護士は実務経験や資格などは必要なく、40分間の検定を受けて合格すると資格が取得できます。
受験方法は以下の通りです。
●全国各地にあるパソコンによる試験センター(CBTセンター)で受験する
●自宅からインターネットを通じてIBT方式で受験する
●東京・大阪の公益財団法人日本ケアフィット共育センターにてマークシート方式で受験する
●認知症介助士セミナー受講後にセットで受験する
認知症介助士の取得を目指す学習方法は3つあります。
認知症介助士の合格基準は1問1点の30点満点中、21点以上が合格となり、9割以上の合格率です。
なお、検定の過去の問題や正答は非公開であり、試験対策問題集の販売のみとなっています。
認知症介助士を役立てられる職場として、介護施設の中でも特にグループホームがおすすめです。
グループホームは認知症対応型共同生活介護施設とも呼ばれ、認知症の方がスタッフの支援を受けながら自立した生活を目指します。
認知症の方が共同生活を送る施設であるため、認知症介助士で学べる認知症の正しい知識と認知症の方への寄り添ったコミュニケーション方法などを活かして働けます。
ほかにも特別養護老人ホームやデイサービス、有料老人ホームなども認知症の方は利用されているため、幅広い職場で活かせる資格だといえるでしょう。
認知症介助士は履歴書に記載できます。
認知症に関しての知識を得ているという客観的な指標となるため、介護業界においての就職・転職時には有利となるでしょう。
認知症介助士のほかにどのような資格があるのでしょうか?
認知症ライフパートナーは民間資格であり、一般社団法人日本認知症コミュニケーション協議会により認定されています。
認知症に関する基礎知識や円滑なコミュニケーション・サポートする方法が学べます。
それぞれの生き方や価値観を尊重しながら、日常生活を支えていくことが目的です。
認知症ライフパートナーの3級・2級はどなたでも受験が可能ですが、1級は2級合格者のみ受験資格があります。
認知症ケア指導管理士(初級)は一般財団法人職業技能振興会と一般社団法人総合ケア推進協議会が共同で認定している民間資格です。
認知症に関する知識・認知症ケアを学び、認知症の方やそのご家族に適切な認知症ケアを通じて、尊厳・安心を提供することを目的としています。
受験資格はなく、どなたでも受験できます。
認知症ケア専門士は民間資格であり、一般社団法人日本認知症ケア学会により認定されています。
認知症ケアの知識・技術・倫理観を兼ね備えた専門技術者を養成しています。
認知症の方やその家族に対して、高い知識・技能をもとにサービスを提供することが期待されています。
認知症ケア専門士の上位にあたる資格に「認知症ケア上級専門士」があります。
ケアチームにおいてのリーダーや、地域のなかのアドバイザーとしての働きができる専門士を養成しており、知識や経験を活かして認知症の方に対して適切なケアを行うとともに、新人のケアワーカーや専門士に対する適切なケア・ケアマネジメントを指導する役割が期待されています。
受験資格は、認知症ケア専門士としての経験が3年以上あること、認知症ケア専門士資格更新の有無にかかわらず、認知症ケア専門士の単位を一定期間中に30単位以上取得していることなどがあります。
本記事では、介護業界で役立つ資格の認知症介助士についてご紹介しました。
認知症に関する知識は介護に携わるうえでは不可欠であり、さらに知識を深めて適切な対応ができるよう、資格の取得も視野に入れてみましょう。
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