ホワイト介護施設の特徴とは!条件が良い職場に転職するポイント

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介護業界はブラック企業が多いイメージを持つ方も少なくありませんが、働きやすいホワイト企業が運営する介護施設も存在します。就職・転職を検討していても求人情報だけではホワイト企業かどうか判断しづらい場合もあるでしょう。本記事では介護業界におけるホワイト企業の特徴を中心にご紹介します。ホワイト企業を見極めて長く働き続けられる職場と出会いましょう。

ホワイト企業とは?

そもそもホワイト企業はブラック企業の反対の意味を持つ言葉として生まれましたが、定義は明確には決まっておらず、人によってホワイト企業と感じる特徴は異なります

一般的なホワイト企業の特徴は以下の通りです。

残業時間が少ない

福利厚生が充実している

離職率が低い

有給が取得しやすい

研修制度が充実している など

自分にとって優先させたい特徴を踏まえ、情報収集をして求人を探すことも大切です。

介護業界におけるホワイト企業の特徴

ホワイト企業が運営する介護施設にはどのような特徴があるのでしょうか?

ホワイト企業を見分ける3つの特徴を紹介します。

厚生労働省の認定マークを取得している

厚生労働省が認定しているユースエールくるみんを取得しているのもホワイト企業の特徴です。

ユースエール若者の採用・育成に積極的であり、若者が働きやすい中小企業が認定されます。
認定に際して、直近の3事業年度の新卒者など正社員として就職した人の離職率が20%以下であること、前事業年度の正社員の月平均所定外労働時間が20時間以下かつ、月平均の法定時間外労働60時間以上の正社員が1人もいないことなどが要件です。

くるみん子育てサポート企業としての取り組みが認められた企業が認定されます。
認定に際して、女性の育児休業の取得率が70%以上であること、子育てをしている従業員が利用できる子育てと両立できる制度を実施していることなどが要件です。

介護業界では離職率が高かったり、女性のスタッフが多いことから育児との両立のしやすさを企業に求められる場合が多くあります。

そのため、ユースエールやくるみんのマークを取得している企業は、介護業界の中においても働きやすい条件を満たしているホワイト企業の指標といえるでしょう。

参照:厚生労働省|ユースエール認定制度
   厚生労働省|くるみんマーク・プラチナくるみんマーク・トライくるみんマークについて

介護処遇改善加算を取得している

介護処遇改善加算とは、介護士として働いている人に働き続けてもらえるように介護士の給与アップや、やりがいを持って働ける職場づくりを促進するために設けられた制度です。

介護処遇改善加算を取得するには要件があり、キャリアパス要件と職場環境等要件です。

キャリアパス要件は、昇給に関するしくみを用意し明確化することが求められます。
昇給のしくみが将来のビジョンを描きやすくなり、スタッフのモチベーションアップにもつながるでしょう。

職場環境等要件は、賃金以外の職場環境の改善などの処遇改善を行うことです。

介護スタッフの身体的な負担の軽減のために介助用リフトを導入するなど、設備への投資などが上げられます。

年間休日数が多い

介護士の年間休日数の平均は111.5日です。

そのため、年間休日日数が平均以上であれば、比較的休日が多いといえるでしょう。

しかし年間休日が120日以上の企業も存在するため、休日の日数を重視する方は年間休日日数がより多い求人を探してみましょう。

参照:厚生労働省|平成 30 年就労条件総合調査の概況

介護業界におけるブラック企業の特徴

働きやすい介護施設を探し出すうえでブラック企業が運営する介護施設は避けたいですよね。

入社前にチェックできるブラック企業の特徴をご紹介します。

離職率が高い

企業を辞めてしまう人の数が多いと、ブラック企業の可能性が高いでしょう。

介護業界の企業の離職率は以下の方法で求められます。

厚生労働省が公開している介護サービス情報公表システムで調べたい企業情報を検索する

従業者情報で総従業者数と退職者数を確認する

退職者数÷総従業者数×100=離職率の式に当てはめて計算する

注意点としては、入職者数は公表されていないため入職してすぐに退職した方などの数は含まれません。

2020年の介護士の離職率の平均は14.9%であるため、計算した離職率が平均を上回る数字である場合は注意が必要です。

参照:公益財団法人 介護労働安定センター|令和2年度「介護労働実態調査」結果の概要について

求人が常に掲載されている

求人を探す中で同じ求人を何度も見かける場合も注意が必要です。

ブラック企業では労働条件や職場環境の悪さから人手不足に陥りやすく、常に求人情報が掲載されていたり頻繁に求人情報が掲載されているケースがあります。

ブラック企業に入社したとしても、人材が定着しないことから残業が発生したり休日日数が減らされる場合もあるでしょう。

気になる求人に関しては、掲載期間などをチェックしておくのがおすすめです。

悪い口コミが見受けられる

企業の在籍者や退職者が口コミを投稿できる口コミサイトを確認する方法もあります。

求人に掲載されている基本的な情報を押さえつつ、それぞれの企業で実際働いている人や退職した人がどのような感想を持ったのかを知ることもブラック企業を見分けるポイントになります。

口コミが投稿されてから時間が経過してしまっている情報もありますが、直近の口コミであれば現在における企業の生の声だと考えてよいでしょう。

自分が優先している条件に対するマイナスな口コミが複数見受けられた場合は、注意が必要です。

ホワイト企業に転職を成功させるポイント

ホワイト企業の介護施設への転職を成功させるポイントは2つあります。

自分が希望する条件を優先させる

ホワイト企業と感じる条件は、自分が求める条件によって異なります。

特に介護業界では、提供している介護サービスの内容によって仕事内容に差があります

そのため、自分がやりがいを持っていたり得意としていたりする仕事内容と労働条件のバランスを意識してみるのもポイントです。

介護に関連する資格を取得する

介護関係の資格を取得していると、できる仕事の幅が広がり数多くの求人条件から選べます

さらには資格手当がつく場合もあるため、転職を迷っている方でも資格を取得するメリットがあります。

介護に関連する資格の一部は以下の通りです。

介護職員初任者研修
介護職員初任者研修はどなたでも受講でき、介護の基礎から応用までを学びます。
試験合格までに掛かる期間は平均で約3か月です。
介護福祉士実務者研修
介護福祉士実務者研修は、介護福祉士になるために必要な資格です。
研修時間は450時間が標準的ですが、既に取得している資格によって受講する科目が免除されるため、研修終了までに掛かる期間は異なります。
介護福祉士
介護福祉士は、介護関連の資格では唯一の国家資格です。
生活相談員などの役職につく場合も、介護福祉士の有資格者でなければならない施設もあります。
試験を受けるには、実務経験3年以上に加えて介護福祉士実務者研修を修了している必要があります。
介護支援専門員
介護支援専門員はケアマネージャーとも呼ばれています。
試験を受けるには、介護福祉士などの医療福祉系の国家資格に基づく5年以上かつ900日以上の実務経験が求められ、試験の合格後も実務研修の修了が必要です。

まとめ

ホワイト企業が運営する介護施設は、厚生労働省の認定マークを取得している・介護処遇改善加算を取得している・年間休日数が多いという特徴があります。

ブラック企業特有の特徴もあわせてチェックし、働きやすい職場への転職を成功させましょう。

 

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