仕事ができない介護士の特徴とは?どう対応したらいいの?

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職場に一人はいるといわれている、仕事ができない介護士問題。仕事ができないといわれることには、どのような特徴があるのでしょうか。今回は、仕事ができない介護士の特徴や困ること、対応方法や、自分が仕事ができない介護士だと感じたときにできることについて解説します。

仕事ができない介護士の特徴

仕事ができないといわれる介護士には、どのような特徴があるのでしょうか。

6つピックアップしてみました。

優先順位を付けられない

介護士は業務量が多く、マルチタスクをこなさなければなりません。

しかし仕事の優先順位を付けられないと、全ての業務が中途半端になってしまいます。

さらに「次は何の仕事をするべきだろう」と考える時間が必要なことから、仕事に取り掛かるまで時間がかかることも。

これらのことから、優先順位を付けられないと「仕事ができない」といわれてしまうのです。

臨機応変な対応ができない

介護業務は突発的な対応が発生することが多くありますが、臨機応変な対応が苦手だと「何をしていいか分からない」とすぐに動けないことも。

他の介護士が急いで対応している中、何もしていない介護士がいると協調性に欠けていると思われます

このように、突発的な出来事に対して臨機応変に対応しようとしない介護士も「仕事ができない」と思われがちです。

自己流で仕事を進める

職員同士で統一しているルーティンややり方があるにもかかわらず、それをかき乱すかのように自己流で仕事を進めることも、仕事ができない介護士の特徴のひとつです。

職員同士の連携が疎かになるどころか、仕事の効率も下がってしまい、結果的にケアの質低下にもつながってしまいます

もし「このやり方の方が良い」と思う方法がある場合は、黙って一人で実行するのではなく職員同士で共有するようにしましょう。

嫌な業務を避ける

自分が苦手な業務ややりたくない業務を積極的に避けてしまうことも、仕事ができない介護士の特徴のひとつです。

介護業務は実践を重ねることでスキルアップできる職業ですが、嫌な業務を避けていてはいつまでも技術が上達しません

誰でも業務の好き嫌いがあるのは仕方のないことですが、「できる介護士」になるには苦手な業務にも挑戦することが大切です。

何度も同じ注意をされる

何度も同じミスを重ね、同じことを何度も注意されやすいという点も、仕事ができない介護士にありがちな特徴です。

注意されたことに対して反省や改善を行わないことから、何度も同じミスを繰り返してしまいます。

注意されたことに対して「なぜ注意されたのか」「どうすれば次回からミスせずにできるか」を考えずに行動していては、いつまで経っても改善されず結果的に「仕事ができない」といわれてしまうのです。

自分から動けない

介護士は自発的に行動することが求められるため、誰かに指示されるまで動けないようではいけません

自分から動けない介護士は「周りが見えていない」「意欲がない」「能力がない」などと思われてしまいます。

自分から仕事やできることを積極的に見つけて、自発的に動くように意識しましょう。

仕事ができない介護士がいて困ること

仕事ができない介護士が職場にいると、どういう点で困ってしまうのでしょうか。

職員の協調性に影響が出る

介護業務は、介護士をはじめケアマネージャーやリハビリ職、看護師などさまざまな職種の職員と連携することが大切です。

そのなかで仕事ができない介護士がいると、協調性に影響が出てしまうことも。

仕事ができない介護士のカバーや指導で効率的に業務が進まなかったり、人間関係が悪くなってしまうことも考えられます。

利用者様に迷惑をかける

介護業務を疎かにしてしまったり提供するケアが不安定な状態では、利用者様に不安感を与えてしまいます。

利用者様に「この人の介助は怖い」「機嫌が悪そう」と思われてしまうことで、良い信頼感を築くことも難しくなってしまいます。

これらのことが結果的に介護拒否に繋がってしまう可能性もあるでしょう。

施設へのクレームが増える

仕事ができない介護士の行動に対して、利用者様やご家族の不満が募ると施設全体のクレームにつながってしまいます。

利用者様やご家族は、「一人の介護士」ではなく「施設の介護士全体」に問題を捉える傾向があります。

誰か一人の介護士がしっかり業務をしないことで、「あの施設の介護士は質が悪い」と全体のイメージを下げてしまうことにもつながりかねません。

仕事ができない介護士への対応方法

周りに仕事ができない介護士がいる場合、どのように対応するのがいいのでしょうか。

仕事ができない介護士に対する対応方法について、4つ挙げてみました。

メモを取ってもらう

仕事ができない介護士は、仕事の優先順位や段取りを上手く把握できていないことが多いです。

これらをしっかり把握してもらうために、口頭での説明をメモしてもらうように促しましょう

仕事中はメモを確認してもOKであることを伝え、仕事の優先順位や段取りを正しく行ってもらえるようサポートすることがポイントです。

冷静に注意する

ミスに対して感情的になって叱責するのではなく、冷静になり「何がいけなかったのか」「次はどうしたらいいのか」注意するようにしましょう。

何度も同じミスを繰り返す介護士は、注意が響いていなかったり改善する方法が分かっていないことが多いです。

注意の内容と改善方法について、本人がじっくり考えられるよう工夫してみましょう。

仕事の流れを説明する

職員同士で設定している仕事の流れやルーティン、ルールについて、改めて丁寧に説明することもポイント。

自己流で行動してしまう介護士は、ルールをよく分かっていないことが多いです。

仕事に決まった流れがあることや、職員の連携のために協力してもらうよう説明しましょう。

文字に起こしてマニュアルを作成することもコツです。

質問しやすい環境づくり

分からないことやミスが起こってしまった際に、周りの介護士に質問しやすい環境をつくることも大切です。

仕事ができないといわれる介護士は、周りに怒られることを恐れて自己流で仕事を進め、ミスしてしまう傾向にあります。

質問しやすい環境を整えることで、未然にミスや事故を防げるだけでなく、職員のスキルアップにもつながるでしょう。

自分は仕事ができない介護士だと感じたら?

仕事ができない介護士について解説してきましたが、「自分がそう思われていたらどうしよう?」と不安になる方も少なくないでしょう。

もし自分が仕事ができない介護士だと感じたときには、以下のことを試してみましょう。

何が苦手なのか分析

日々の介護業務において、何が苦手なのかを分析します。

分析した苦手な業務に対して、どうすれば改善できるかを考えてみましょう。

苦手分野をなくすことで業務に自信がつき、堂々と介護業務を行うことができます

できることを徐々に増やす

特に新人のうちは、介護業務についてたくさんのことを学ばなければなりません。

全て一気にできるようになることはないため、徐々にできることを増やしていけるように努力してみましょう。

学習の意欲が見えるだけでも、周囲の介護士に「頑張っている」と思ってもらえます

フィードバックを受ける

自信のない介護業務がある場合は、先輩介護士にフィードバックを受けてみましょう。

自分の業務を客観視し改善点を見つけられるだけでなく、学習意欲を認めてもらえることも。

常に学びの姿勢でいることを意識しましょう。

まとめ

仕事ができない介護士にはさまざまな特徴があり、職場にいると困ってしまうことも。

しかし周りの介護士がサポートしてあげることで、改善させることができます。

本記事を参考に、仕事ができないといわれる介護士をサポートしつつ、職員一丸となって業務に取り組める環境を目指しましょう。

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