介護職の準夜勤とは？業務内容やメリット・デメリットなど解説

更新日：2022/08/01

介護職の3交代制でよく見られる「準夜勤」。特別養護老人ホームや介護老人保健施設、ショートステイなどで多く設定されておりますが、どのような業務を行うのでしょうか。今回は準夜勤とは何か、業務の流れ、メリットとデメリット、求人探しの方法について解説します。

■目次

介護職の準夜勤とは？

準夜勤とは、日勤と夜勤の間に勤務するシフトのこと。

勤務する時間帯や勤務時間は施設によって異なりますが、主に3交代制シフトを採用している施設では「日勤」「準夜勤」「深夜勤」の形で準夜勤が設定されることがあります。

実働16時間となることの多い夜勤とは異なり、実働8時間で設定されることが一般的です。

特別養護老人ホームや介護老人保健施設、ショートステイなどで多く設定されます。

＜準夜勤の勤務時間の例＞

●昼から夜（15:00～24:00）

●夕方か深夜（16:00～1:00）

●夜から朝方（22:00～8:00）

準夜勤の業務の流れについて解説します。

就寝準備: 昼間や夕方から出勤している場合は、食事介助や入浴介助などの就寝までのさまざまなケアを行います。
就寝時間が近づいてくると、口腔ケアや排泄介助、オムツ交換、ベッドへの移乗を行い、利用者様が就寝されたかの確認まで行います。

夜間巡回: 夜間に利用者様の個室を巡回したり、コールに応えることも準夜勤の仕事です。
事務作業や日勤へ引き継ぐ内容の整理を行ったり、介護記録の作成も行います。
仮眠や休憩を挟むこともあります。

朝の準備: 利用者様が起床したら洗面介助、朝食の介助を行います。
体温測定など健康チェックを行い、朝のケアをひと通り行い、日勤の職員が出勤したら業務を引き継ぎ、退勤します。

準夜勤で働くメリットには、どのような点があるのでしょうか。

実働16時間になることの多い夜勤に比べて、準夜勤は実働8時間が一般的です。

夜勤より勤務時間が短いため、拘束時間と業務負担が軽減される点はメリットといえるでしょう。

夜勤の勤務形態が苦手という方は、準夜勤のある3交代制がおすすめです。

夜勤は長時間勤務となるため、勤務前の体調管理はもちろん、勤務後に正常な生活リズムに戻すため体調を整える必要があります。

一方で準夜勤は、実働8時間ですぐに退勤出来ることから体調に支障をきたしにくく、生活リズムを戻しやすいというメリットが挙げられるでしょう。

仮眠程度で正常のリズムに戻すことができるという介護士さんも少なくありません。

準夜勤は夜間に勤務することとなるため、夜勤同様に夜勤手当をもらうことができます。

準夜勤の夜勤手当の平均は、以下の通りです。