介護職にもいる苦手な上司…よくあるトラブルや向き合い方は?

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介護施設においてもよく聞く悩みである「苦手な上司」問題。職員同士の連携が重要な介護職においても、この悩みに頭を抱える介護士さんは少なくありません。今回は、よくある苦手な上司とのトラブルや苦手な上司との向き合い方などについて解説します。

介護施設でも苦手な上司への不満は多数…

さまざまな職場で悩まれる「苦手な上司」問題。

職員同士で協力して業務を行う介護施設においても、上司が苦手で悩んでいるという介護士さんは少なくありません。

公益財団法人介護労働安定センターによる調査によると、「職場での人間関係等についての悩み、不安、不満等」の回答について「自分と合わない上司や同僚がいる」が 21.2%で最も高いポイントを占める結果に

しかし苦手な上司がいるからといって、すぐに転職を考えることは得策ではありません。

お互いが気持ちよく仕事をできるように、苦手な上司に対してどのように向き合っていくのかを考えることが大切です。

出典:公益財団法人 介護労働安定センター|令和2年度介護労働実態調査 介護労働者の就業実態と就業意識調査結果報告書

よくある苦手な上司とのトラブル

介護士がよく悩まされる苦手な上司とのトラブルには、以下のようなものが挙げられます。

すぐに怒る・威圧的

細かなことですぐに叱責したり頭ごなしに怒るなど、上司の威圧的な態度によりストレスを感じる介護士さんは少なくありません。

事あるごとに叱責され続けると、仕事に対する意欲や自信まで削がれてしまうことも。

また上司の機嫌を伺いながら仕事をすることもストレスにつながってしまいます。

無視される

質問や業務の連絡をしても無視される、まともに話してくれないと部下としても困ってしまうもの。

分からないことがあっても誰に聞いていいか分からず、結果としてミスにつながってしまうこともあるでしょう。

理不尽なことを言われる

できないことをやれと指示されるなど、理不尽なことを言われるとどうすればいいか分からなくなってしまいますよね。

中には、上司という立場を利用し、部下に対してさまざまな要求をする上司もいます。

どうしても自分ではできないことを指示された場合は、他の職員に相談して一緒に対応してもらうようにしましょう。

理想が高すぎる

上司が要求する業務の理想が高すぎると、実際に現場で動く職員の負担になってしまうことも。

どうしても無理難題を押し付けられるように感じ、上司に対して苦手意識を持ってしまうこともあります。

お互いの目指すレベルに相違がありすぎると、大きなストレスになってしまうでしょう。

ハラスメント行為

中にはセクシュアルハラスメントやパワハラハラスメントといった、ハラスメント行為を行う上司も。

ハラスメント行為は施設をあげて防止の取り組みを行わなければなりません。

発覚した場合は、法人本部や外部機関などに相談しましょう

苦手な上司と向き合うには?

苦手な上司がいるからといって、すぐに転職を考えることは得策ではありません。

今いる職場で苦手な上司と上手く向き合う方法には、どのような方法があるのでしょうか。

冷静に向き合う

苦手な上司に対して感情的にならず、冷静に対応することも大切です。

お互いが感情的なままだと、しっかりと意思疎通を図ることができなくなります。

部下である自分が冷静に対応することで、上司も冷静さを取り戻すこともあるでしょう。

気持ちを言葉にして伝える

嫌な気持ちは我慢せず、言葉にして伝えることも方法のひとつです。

しかし直接的に「嫌です」「怖いです」と伝えるとより怒らせてしまう可能性があるため、あくまで業務改善の提案や相談スタンスで伝えることがポイント

例えば「申し送りが苦手なのですがコツなどはありますか」のように、よく指摘されることについてのアドバイスを求めることも方法でしょう。

アンガーマネジメント

アンガーマネジメントを行い自分のなかのイライラを抑えることで、感情を安定させることもできます。

アンガーマネジメントとは、怒りを抑えるための心理療法で、怒りの感情と上手く向き合いコントロールする効果があるといわれています。

自分が今なぜ・どれくらい怒っているのかを客観視し、一度冷静になることで感情を爆発させずに落ち着けることができるでしょう。

>>>あわせて読みたい「介護職で注目されているアンガーマネジメントとは?」

自分を客観視してみる

指摘された部分に対して自分を客観視し、改善点を探ることも大切です。

指摘部分が改善されることで、上司に努力を認めてもらえることも。

介護のケア向上にもつながるため、上司に指摘された部分はまず客観視して改善点を探ってみましょう。

誰かに相談する

上司との関わり方について、他の上司や同僚に相談してみることもひとつの手段です。

自分より長く関わりのある人の場合、上司との上手な関わり方を知っていることも。

自分に改善点がある場合も、アドバイスしてもらえます。

また誰かに話すことによって、ストレスが発散される効果も期待できるでしょう。

苦手な上司のことで悩む介護士さんへ

どうしても苦手な上司との関わりで辛い思いをしている介護士さんは、ストレス発散・転職について考えてみるのも方法です。

ストレス発散も大事

仕事を行うにあたって、ストレスを発散することは大切なこと。

仕事以外のことを考えられるような時間を作るようにしましょう。

<ストレス発散の方法>

趣味活動をする

友人に会う

旅行に行く

買い物をする

運動をする

好きなものを食べる

睡眠

>>>あわせて読みたい「介護士のためのメンタルヘルスチェック|ストレスの原因と解消法」

思い切って転職もひとつの手段

今の環境がどうしても辛い場合は、思い切って転職することもひとつの手段です。

職場を変えることで解決できる悩みであれば、転職することでより自分らしく働くことができるでしょう。

ただし転職したからといって、絶対に苦手な上司がいないとは限りません。

職場環境を重視したい場合は、職場見学などを行って慎重に転職先を探しましょう。

転職アドバイザーに相談する

まとめ

苦手な上司との関わり方で悩む介護士さんは少なくありません。

しかし向き合い方をしっかり考えることで、お互い気持ちよく働くことも可能です。

もし本当に辛い場合は、転職も視野にいれてみましょう。
 

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