音楽健康指導士を持つ介護職は強い!資格取得するメリット6つ

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介護の現場で音楽の力を使い、心身に元気をあたえる音楽健康指導士をご存じですか?リラックスする作用や、介護予防・認知症予防も期待できるレクリエーションなどを指導できるため、介護職の間で注目されている資格です。この記事では、音楽健康指導士の資格を取得する方法や、介護職が資格を取るメリットについて紹介します。

音楽健康指導士とは

音楽健康指導士とは、一般社団法人日本音楽健康協会が認定する民間資格です。

資格を取得すると、歌や音楽を用いた介護予防・機能訓練を実践的に行えます。

音楽健康指導士ができること

音楽健康指導士としてできることには、次のようなものがあります。

  • 安全で楽しいレクリエーション
  • 音楽を活用した機能訓練
  • 心身の活性化による認知症予防

ただのレクリエーションではありません。
音楽にのせて行うことで、利用者様の口や心までもを動かすことができます

少しでも動きが出ることで、体のあらゆる部分が連動して動くため、機能訓練としては非常に高い効果が望めます。

介護職と、とても相性の良い資格と言えるでしょう。

音楽健康指導士の活用例・需要

音楽健康指導士の資格を持つ方は、さまざまな形で活躍しています。

  • 介護事業所でのレクリエーション
  • 自治体が行う介護予防事業
  • 地域住民の交流の場でストレス解消

特に介護事業所においては、コロナ禍で外部の人間を施設に招くことが難しいですよね。

そんななか内部の職員が音楽健康指導士の資格を持つことで、レクリエーションの充実、ストレス・運動不足解消に大きく貢献できます。

いまだ出口の見えないコロナ禍において、音楽健康指導士の資格は、ますます需要が高まることが予想されます。

音楽健康指導士を取得するメリット6つ

音楽健康指導士は、介護現場での活用が期待される資格です。

実際には、どのように役立つのかを見てみましょう。

レクに悩まない

「歌やレクは苦手・・・」といった悩みを抱える介護職の方も、多いのではないでしょうか。
そこで、音楽健康指導士の出番です。

実践的に学んだ講座を活かし、利用者様も思わず体や口が動いてしまうようなレクを行うことができます。

音楽健康指導士の資格は、音楽が苦手・よくわからないという方でも取得可能な資格。

合格することで、資格をもっているという自信とバリエーション豊富な知識が身につくため、レクで悩むこともなくなるでしょう。

介護予防・地域交流促進

音楽健康指導士として、地域で行われている介護予防事業や地域交流の場に参加できます。

例えば、利用者さんも一緒に参加できれば、地域交流の機会が増えるため、生活の活性化が期待できるでしょう。

「地域にこんな介護士さんがいるんだ」普段は知られることのない介護士の姿を、地域にアピールする機会にもなります。

他事業所との差別化

事業所にとって、音楽健康指導士が在籍していることは、アピールポイントになります。

事業所を選ぶ立場の利用者様や家族は、「楽しそう」「レクが充実していそう」と想像を膨らませる要素となるでしょう。

実際に資格を取った方は、レクリエーションの質を向上させ、現場で活躍しています。

事業所のウリになる活動ができるため、重宝される資格です。

外部講師がいらない

コロナ禍のため、外部講師を招いたレクリエーションや行事が難しい事業所は多く、利用者様もどこか退屈そうですよね。

そのような状況も、音楽健康指導士のスキルがあれば、はつらつとした時間に変えることができます。

利用者様から喜ばれることはもちろん、職員からも頼りにされる存在となるでしょう。

利用者様が興味を持ちやすい

音楽健康指導士の存在によって、普段はレクリエーションに参加しない利用者様も、興味を持つことが期待できます。

世代を問わずだれでも知っている曲を使って、レクリエーションや機能訓練を行うため、親しみやすく心が動きます。

そのまま歌を口ずさめば口腔の運動になり、唾液の分泌を促すなど連鎖的に利用者様の機能訓練に。

利用者様がどのようなものに興味を持ちやすいのかを学べることも、音楽健康指導士を取得するメリットです。

高齢者の口腔機能・認知症も学べる

音楽健康指導士の講座では、高齢者の口腔機能・認知症などについても学びます

このような学習により、理屈に裏打ちされた機能訓練が実施可能。

自信を持って、現場に持ち帰ることができるでしょう。

すでに知識はあるという方も、機能訓練への応用という視点で学べるため有益な学習となります。

音楽健康指導士の資格を取るには

受験や講座の情報を紹介します。

音楽健康指導士に興味のある方は、確認しておきましょう。

受験資格

受験資格は18歳以上であることです。

介護福祉・音楽・楽器すべて未経験でもOK

とてもハードルが低く、挑戦しやすい資格といえます。

講座内容

音楽健康指導士準2級
実技指導の基礎習得が目的の講座です。
在宅講座で受講料がリーズナブルなため、「まずは音楽健康指導士がどんなものか体験してみたい」という方に、おすすめの講座です。

音楽健康指導士2級
実技指導の習得が目的の講座として、準2級よりも実践的な内容を学習します。
認定試験に合格することで、音楽健康指導士として実技指導ができるため、学びがいのある講座となっています。
2級は集合講座のみ。受講カリキュラムは、次のようになっています。

試験内容

最大で3日間20時間、準2級所持者は2日間13時間講座に参加します。
その後、認定試験に合格すると認定証が授与されます。(準2級所持者は認定試験が免除される)

認定試験はマークシート方式で、100点満点中70点以上で合格。
公式ホームページの情報からは、音楽が苦手でも講座に参加していれば、合格は難しくないレベルであることがわかります。

2級の資格有効期限は3年間で、更新料は11,000円(税込)。

また、2級に合格すると、顔写真入り認定証・認定バッチが授与されます。

合格を目標に、現場で活かせる知識をしっかり身につけましょう。

まとめ

音楽健康指導士は、利用者様の生活を明るくする可能性を秘めた資格です。

受験ハードルの低さも嬉しいポイント。

ぜひチャレンジして、介護職としての個性を輝かせましょう。
 

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