小規模多機能型居宅介護で働きたい!サービス内容やメリットなど

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「小規模多機能型居宅介護って何をやっているところ?」「小規模多機能型居宅介護で働くってどんなことをするの?」と思われたことはありませんか?この記事では小規模多機能型居宅介護の特徴やサービス内容、働くメリット・デメリットを紹介しています。ぜひご自分が働きたい介護施設選びのヒントにしてくださいね。

小規模多機能型居宅介護の特徴

まずは小規模多機能型居宅介護の特徴を紹介します。

正式名称 小規模多機能型居宅介護
利用者 ・要支援1~2もしくは要介護1~5
・小規模多機能居宅介護事業所と同じ市町村在住
利用人数 ・登録者数 29名以下
・通い(デイサービス)最大18名以下
・泊まり(ショートステイ)9名以下
人員基準 ・代表者
・管理者
・日中通いサービス介護従事者(利用者3名につき1名以上)
・日中訪問サービス介護従事者(常勤換算方法で1名以上)
・夜勤介護従事者(時間帯を通じて1名以上)
・宿直介護従事者(時間帯を通じて1名以上)
・看護職員(1名以上)
・ケアマネジャー(1名以上)
特徴 ・通い(デイサービス)
・泊まり(ショートステイ)
・訪問(訪問介護)
を組み合わせてサービスを受けられる

小規模多機能型居宅介護は通い・泊まり・訪問の3つのサービスを1つの施設で提供できます。

また、看護職員やサービス内容を計画するケアマネジャーも在籍。
同じ施設の介護職員・看護職員・ケアマネジャーが連携し、ご利用者様のご自宅での様子、夜間の様子、日中の様子など実際に確認できます。

そのため必要な情報がすぐ得られ些細な変化にも気付き、きめ細かいケアが可能です。

小規模多機能型居宅介護のメリットは、通いを中心に利用し在宅生活を続けながら泊まり・訪問も馴染みの施設・職員から受けられること。
ご利用者様が住み慣れた地域で在宅生活を長く続けるための安心できる介護サービスの役割を、小規模多機能型居宅介護が担っています。

小規模多機能型居宅介護のサービス内容

上記で紹介したように、小規模多機能型居宅介護のサービスは

  • 通い
  • 泊まり
  • 訪問

があります。

【通い】はいわゆるデイサービスです。
ケアマネジャーが立てたプランに添って必要な介護が日中提供されます。
小規模多機能型居宅介護の通いは入浴のみ・午前中のみなどご利用者様のニーズに合わせた使い方も可能です。

【泊まり】はショートステイです。
通いのあとにそのまま宿泊も可能なので、環境の変化によるご利用者様への負担も軽減できます。

【訪問】は訪問介護です。
三大介助での訪問や服薬管理、食事の提供など予め決められているサービスを提供します。
ニーズに合わせて1日に複数回の訪問が可能であるなど柔軟な対応が可能です。

以下ではその中で実施されるサービス内容を紹介します。

送迎

通い・泊まりのサービスを利用する際には基本的に施設の職員が送迎します。

運転手がいる施設もありますが、介護職員が運転する場合が多いです。

三大介助(食事介助、入浴介助、排泄介助)

通い・泊まり・訪問では、三大介助をケアマネジャーが立てたケアプランに応じて行います

できるだけ在宅生活を長く続けるために、ご利用者様の自立支援を念頭に置いて関わります。

体調管理

バイタル測定を含む体調観察、服薬管理、泊まり時の夜間見守りもサービスに含まれます。

バイタル測定の結果・表情・言動などを見ていつもと違うところがあれば、職員間で連携し体調変化の早期発見につなげます。

食事の提供

小規模多機能型居宅介護は通い・泊まり両方があるため、朝食・昼食・おやつ・夕食を提供します。

食事は全て施設の厨房から提供されるところ、外部業者の冷凍・レトルト食品を扱うところ、一部職員が調理するところなど提供方法はさまざまです。

またご利用者様と一緒に食事を準備することもあります。

レクリエーション

季節のレクリエーションや身体を動かすレクリエーション(体操、スポーツゲーム、散歩など)などを行います。

他にも脳トレや手芸・工作のレクリエーションを行うことも。

外出や買い物、園芸など、施設によって工夫されたレクリエーションが催されています

生活相談

ご利用者様、ご家族様の相談にいつでも対応します。

ご自宅での過ごし方に関しての相談や施設に対しての相談など多岐に渡りますが、小規模多機能居宅介護には普段関わっている介護職員や看護職員、サービスを計画しているケアマネジャーが在籍しているため、些細な困りごともすぐチームで対応できるというメリットがあります。

緊急時の対応

体調の変化や転倒・誤嚥などの事故など、突発的なことにもご家族と連携を取りながら職員が対応します。

小規模多機能型居宅介護で働くメリット

小規模多機能型居宅介護で働くメリットは2つあります。

通所介護のエキスパートになれる

通常デイサービスで働くとデイサービスの業務しか学べず、ショートステイで働くとショートステイの業務しか学べません。

一方で小規模多機能型居宅介護は通い・泊まり・訪問3つのサービスを実施しているため、介護職員として経験できる業務が幅広いことが特徴です。

小規模多機能型居宅介護を経験した職員は、今後どこの通所介護施設に勤めても即戦力として重宝される人材になれるでしょう。

利用者様を深く理解できる

デイサービスやショートステイ、訪問介護などの通所介護サービスは、ご自宅での様子や夜間の過ごし方などそのサービスを利用していない間の様子を直接確認できないため、介護する上で情報不足になってしまうことも。

その点小規模多機能型居宅介護は、ご自宅での様子・夜間の過ごし方を業務の中で実際に見れることから、ご利用者様を深く理解できます

最大の登録人数も29名以下と大型施設ほど多くないため、一人ひとりの在宅生活をより良いものし、丁寧に関わりたいと思う方におすすめです。

小規模多機能型居宅介護で働くデメリット

小規模多機能型居宅介護は通い・泊まり・訪問の3つのサービスを提供するため、介護の仕事が未経験の方には働くハードルが高く思えるかもしれません。

しかし、未経験の方に初めから夜勤や訪問まで任せる施設はあまり多くないでしょう。

最初は上司や先輩の指導の下で経験を積み、充分な技能・知識を得てから夜勤や訪問業務などを任されるようになります。

初めは誰もが初心者ですし、興味があるなら臆せず挑戦してみましょう。

まとめ

小規模多機能型居宅介護とは、ご利用者様の在宅生活を支えるうえでメリットの大きいサービスです。

また、働く側にとっても介護職員として幅広い経験ができるというメリットがあります。

介護職員として経験を積みたい、今よりステップアップしたいと思う方はぜひ、小規模多機能型居宅介護で働いてみてはいかがでしょうか。

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