グループホームで働きたい!サービス内容やメリットを紹介

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「グループホームって、老人ホームみたいなところ?」「食事と入浴と排泄介助をするの?」「グループホームで働くって実際どうなの?」と思われたことがありませんか? この記事では、グループホームの特徴やサービス内容、働くメリット・デメリットを紹介しています。

グループホームの特徴

まずはグループホームの特徴を紹介します。

正式名称 グループホーム(認知症対応型共同生活介護)
入居者 ・原則65歳以上
・要支援2、もしくは要介護1~5
・認知症の診断を受けている
・グループホームと同じ市町村に住民票がある
入居人数 1ユニット5~9名(1つの施設に2ユニットまで)
人員基準 ・管理者
・計画担当作成者(1ユニットごとに1名)
・日中介護従事者(利用者3名につき1名)
・夜間介護従事者(1ユニットごとに1名)
特徴 ・手厚い認知症ケアを受けられる
・少人数のアットホームな環境で過ごせる
・入居者が住み慣れた地域で暮らせる

例えば一般的に広く知られている特別養護老人ホームは

  • 65歳以上
  • 要介護3以上
  • 40~64歳で特定疾病が認められている

が入所条件で、認知症の有無は問われません。

他施設と比較してグループホーム最大の特徴は、認知症の診断を受けている方を対象にしているところです。

また入居者様の全国的な平均要介護度は2.74で要介護度3までの方が半数以上を占めており、お身体の元気な方も入居されています。

入居者様が少人数のアットホームな環境で、手厚い認知症ケアにより安心して生活を送れる施設がグループホームです。

グループホームのサービス内容

グループホームのサービス内容を8つに分けて紹介します。

三大介助(食事介助、入浴介助、排泄介助)

必要に応じて食事介助、入浴介助、排泄介助を行います。

認知症の症状・身体機能の低下などにより動作が難しくなられた部分を見守り・声かけ・介助しながら、できるだけ自立した生活を続けて頂けるような関わりをします。

体調管理

毎日のバイタル測定を含む体調観察、服薬管理、夜間の見守り、病院受診の付き添い(ご家族と受診される場合もあり)もサービスに含まれます。

バイタル測定の結果・表情・言動など見ていつもと違うところがあれば、職員間で連携し体調変化の早期発見に繋げます。

生活支援

掃除、洗濯、調理(食事準備)など身の回りのことも支援します。

しかし職員が全て行うのではありません。

職員の見守りやサポートの中で入居者様自身が掃除をしたり、洗濯物を干したり、食事準備も行うことで身体機能の低下を防ぎます。

職員は今まで入居者様がされてきた家事や身の回りのことを傍でサポートし、ご自分の力でいきいきと暮らし続けられるように支援します。

レクリエーション

お花見、夏祭り、敬老会、紅葉鑑賞、クリスマス会など行事を催すことで季節の移ろいを感じて頂きます。

また日常生活の中でもお散歩に出たり、畑で野菜作りをしたり、お好きな手仕事(手芸や塗り絵など)をしたりと、入居者様が心も身体も楽しめるような活動も行います。

グループホームによってレクリエーションの頻度・規模・内容はさまざまですが、入居者様も職員も笑顔になれるレクリエーションを提供しましょう。

生活相談

入居者様からの相談だけでなく、ご家族様からの相談にも対応します。

相談された内容には職員が誠実に対応し信頼関係を構築していき、入居者様がより良い生活を送って頂ける支援に繋げることが大切です。

緊急時の対応

体調の変化や転倒・誤嚥などの突発的な事故にも、主治医やご家族と連携を取りながら職員が対応します。

イレギュラーなトラブルにも、臨機応変に対応する必要があります。

ターミナルケア(看取り)

グループホームによりますが、入居者様やご家族様が希望されればターミナルケアを提供するところもあります

どのような最期を迎えたいと思われているのか事前に話し合いを重ね、入居者様やご家族様が安心できるように努めます。

ケアプランの作成

ケアプランは計画担当作成者が立てます

入居者様の生活の中で解決すべき課題に対して目標を立て、具体的なサービス内容を作成します。

そのケアプランにそった根拠のある介護を提供し、職員は入居者様の生活を支えています。

グループホームで働くメリット

グループホームで働くメリットは3つあります。

入居者様と深く関われる

グループホームは1ユニット5~9名の入居者様で構成されるため、規模の大きい施設より少人数・個別の関わりが可能です

またデイサービスなど通所施設と違い、入居者様がどのように過ごされているか24時間365日ご様子を直接見てわかります。

決められた業務だけをこなしていくのではなく、入居者様のことを深く理解したい、個別の関わりをより重視したいと思っているのであればグループホームが向いているでしょう。

認知症ケアが学べる

グループホームは認知症の診断を受けている方が入居されています。

認知症がどのくらい進行されているかはさまざまですが、だからこそ色々な角度で認知症ケアを学べます

認知症が進行すると入居者様の生活の中でさまざまな諸症状が出てくるかもしれません。

困っておられることをチームで考え、解決・改善できたときの喜びは働く側のやりがいにつながるだけでなく、入居者様も安心して過ごせます。

また認知症の進行を緩やかにするために、活動やコミュニケーションを通じて適度な刺激を感じて頂くことも大切な認知症ケアになるでしょう。

一緒に生活を楽しめる

グループホームの主役はあくまで入居者様です。

ですが一緒に洗濯物を干したり、庭の草をひいたり、そのあと美味しいお茶を入れたり…と入居者様の生活意欲をうまく引き出しながら共に過ごす毎日は、職員も楽しいものです。

もちろん仕事のため、専門的な視点から入居者様の生活をサポートすることが必須。

しかし何気ない生活の楽しみを入居者様と共有できる瞬間があることも、グループホームで働く大きなメリットになります。

グループホームで働くデメリット

グループホームで働くデメリットには、月に何回か(3~4回のところが多い)夜勤があることが挙げられます。

施設によって4交代制のところもあれば3交代制のところもありますが、いずれにせよ不規則な生活にはなります。

しかしその分夜勤手当が付くだけでなく、夜勤の次の日は休日を設定している施設が多いため、しっかり休むこともできます。

また休憩で仮眠も取れ、緊急の対応がなければ入居者様は夜間休まれているため、自分の事務仕事を進められる時間もあります。

家庭や体調の事情でどうしても難しい、という場合でなければ夜勤はデメリットにはならないかもしれません。

まとめ

グループホームは、認知症の診断を受けている入居者様に家庭的な環境の中で安心して生活を送って頂ける施設です。

グループホームによって色々な特色・違いがあるため、興味がある施設には見学に行き、自分の目で入居者様と介護職員の暮らしを確かめてみましょう。
 

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