お役立ち情報
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仕事に慣れるまで苦労する新人介護士さんは少なくありません。介護の仕事は介護技術や認知症、片麻痺などの疾病に関する知識など、基本的な業務内容以外にも覚えることがたくさんあります。では、新人介護士が仕事に慣れるまでには、どのようなことを心がければいいのでしょうか。本記事では、新人介護士が仕事に慣れるまでの目安期間や乗り越え方について解説します。
■目次
介護職が行う介護業務には、大きく分けて以下の2つがあります。
◆ 身体介護:食事・入浴・排泄・更衣・移乗など、利用者の身体に直接触れて行う介助
◆ 生活援助:掃除・洗濯・買い物など、利用者の身体に直接触れずに行う援助・支援
上記以外にも、レクリエーションの実施や送迎など、介護の仕事は多岐に渡ります。
新人介護士がこれらの業務内容を覚え、仕事に慣れるまでの目安期間は3ヶ月です。
しかし、新人介護士個人の「仕事への向き不向き」や「性格・考え方」があるため、必ずしも3ヶ月で業務内容全てを覚えて、仕事に慣れるという保証はありません。
仕事に慣れるまでの期間には個人差があるため、焦らずに仕事に慣れていきましょう。
勤務先の介護施設の方針や上司の考えによっても異なりますが、新人介護士は「3ヶ月」という目安期間で仕事に慣れていくのが一般的です。
しかし、思うように仕事が覚えられなかったり、仕事に慣れなかったりという悩みも。
以下では、新人介護士が抱えがちなよくある悩み・不安をご紹介します。
介護士が1日にこなす介護業務やその流れ、利用者との関わり方や介護技術などは多岐にわたります。
先輩から教えてもらったことは忘れないようメモをとり、分からないことは質問したにも関わらず、全く覚えることができない…
もしくは、独り立ちした後も「~ができていなかった」という指摘をずっと受け続ける…
このようなことで仕事が覚えられず、介護の仕事に向いていないと落ち込む新人介護士は多いようです。
新人介護士が仕事に慣れるまでの目安期間は3ヶ月程度といわれています。
しかし、3ヶ月を過ぎても毎日緊張の連続で、先輩の指示がないと動けないという人も。
自分は介護の仕事に向いていないのではないかという強い不安を感じ、早期離職・転職を選択する新人介護士もいるのが現状です。
同期入社した職員や入社した年が近い先輩職員と比べ、「テキパキと動けていない」「仕事を覚えるのが遅い」といった劣等感を抱えてしまうことも。
また、先輩職員から「使えない職員」と思われているのではと不安になることもあります。
周りと比べて焦りを感じ、劣等感や自己嫌悪を感じてしまう新人介護士も多いようです。
新人介護士が介護の仕事に慣れないという焦りを感じることは、決して珍しくありません。
介護の仕事に慣れないと焦ったら、以下のような考え方をしてみましょう。
介護職は人材不足により、入社早々に実践スキルや応用力を求められがちです。
しかし、必ずしも入社早々に即戦力となる新人介護士ばかりということはありません。
テキパキこなせる人よりも、戸惑いや不安を抱えている人の方が多いことを理解し、ゆっくりと自分のペースで仕事に慣れるようにしましょう。
仕事をテキパキと要領良くこなすベテラン介護職でも、誤薬や利用者の転倒・転落などの介護事故を立て続けに起こしてしまう人がいるのも現状です。
そのため、新人のうちは要領良く仕事をこなすことを目指すのではなく、介護事故を起こさないよう丁寧に仕事をこなす癖をつけることが重要です。
「遅い」「抜けが多い」と先輩に厳しく怒られて、不安や辛さを感じる…
このような状況になった時は、周りの職員の仕事の様子をじっくり見てみましょう。
要領が悪い人や怒られている人が他にもいることを知ると、今悩んでいるのは自分だけではないんだと前向きな気持ちになることができます。
新人介護士が仕事に慣れるまでには、毎日緊張や不安、焦りがつきまといます。
ではできる限り早く、かつ自然に仕事や職場の雰囲気に慣れるにはどうすればいいのでしょうか。
仕事や職場の雰囲気に慣れるために、新人介護士が簡単にできるコツをご紹介します。
清潔感がない、身だしなみが整っていないという状態では、相手に不快感を与えます。
真面目に仕事に取り組む意思を伝えるためにも、身だしなみを清潔に保ちましょう。
● 服装:きちんと洗濯し、汗ジミや汚れをしっかりと落とす
● 髪:寝ぐせを整え、長髪は結ぶ
● ひげ/爪:だらしない印象を与えないようひげを剃る・爪を短く整える
● 化粧/アクセサリー:派手な化粧は避け、控えめにする・仕事中はアクセサリーを外す
仕事や職場の雰囲気に慣れるためには、利用者や職員との信頼関係が欠かせません。
信頼関係を結ぶには、積極的にコミュニケーションを図ることが大切です。
● 挨拶:元気よく・相手の目を見て・ハキハキした声で・明るい表情で
● 会話:大きな声でハキハキと・相手の目を見て・笑顔で
仕事に慣れるには、分からないことを放置しないということが重要です。
先輩から「こんなことも分からないのか」と思われるのではと考えず、以下の点を意識しながら積極的に質問するようにしましょう。
● 先輩から教わったことはメモをとり、メモを見返して分からない点を明確にする
● 分からないことはどんな些細なことでも自ら質問する
● ミスや介護事故を起こしてしまった場合は、先輩に対処法を質問する
● 自己判断で進めず、戸惑いを感じた時は先輩に質問・確認する
● 1人の先輩だけでなく、複数の先輩から仕事の進め方・コツを教わる
焦りや不安があると仕事に慣れるどころか、早期離職につながってしまいます。
そのため、新人介護士は着実に丁寧に仕事を覚え、仕事に慣れることが大切です。
新人介護士が焦りや不安を乗り越え、仕事に慣れる5つの方法をご紹介します。
利用者や職員に対し、笑顔でハキハキと挨拶することはもちろん、丁寧な言葉遣いを心がけて謙虚な姿勢で仕事に取り組みましょう。
また、職場が定めている業務の進め方やルールに従って仕事をすることも大切です。
以前勤めていた介護施設の業務の進め方・ルールが新しい職場で通用するとは限りません。
職場ごとに適した業務マニュアルやルールがあるため、それに基づいて仕事を進めることで、できる限り早く仕事に慣れることができます。
仕事を早く覚えて慣れるためには、何事も謙虚に学ぶ姿勢で仕事をすることが大切です。
「以前別の介護施設に勤務してた経験があり、介護技術は既に知っているから」「先輩が教えてくれた知識や技術は、資格取得の勉強で既に学んだ内容だから」このような考えで、新人であるにも関わらず独断で仕事をするのはやめましょう。
何事も学ぶ姿勢で仕事に取り組むことで、新しい発見を見つけることができ、自己成長やキャリアアップにもつながります。
また、謙虚に学ぶ姿勢が周囲に評価され、早く仕事に馴染むことができます。
介護職として働く上で、目指したい人物像やキャリアプランを明確にしましょう。
具体的な理想や目標を設定することで、仕事でのモチベーションが高まります。
理想とする先輩の仕事の進め方を参考にしたり、資格取得の具体的な時期や学習スケジュールを設定したりと、自分の理想や目標を明確化することが大切です。
理想や目標に近づくために努力を積み重ねることで、自己成長につながります。
仕事に慣れていく中で、身体の不調や困り事が生じた場合は上司や先輩に相談しましょう。
腰や肩を痛めた、ストレスでうつ症状が見られているなどの心身の不調や、利用者の体重が重く、1人での移乗介助が負担に感じるといった業務上の困り事など…
職場の上司や先輩に相談することで、業務内容の見直しや調整をしてもらえます。
仕事を長く続けるためにも無理や我慢は避けましょう。
仕事に慣れないうちは、ミスや利用者の転倒・転落・誤薬などの介護事故を起こしてしまうことや、ヒヤリとした体験をすることもあります。
「自分の見守りが行き届いていなかった」「自分の不注意だった」とくよくよ落ち込んでいても、自己成長にはつながりません。
ミス・失敗をしてしまったときは、次に同じことをくり返さないためにも、対処法を見つけることが大切です。
新人介護士には数多くの業務内容を覚え、最終的には1人でこなすことが求められます。
そのため、仕事に慣れることができるのかと焦りを感じる新人介護士は珍しくありません。
しかし、焦ることがミスや介護事故につながります。
まずは、焦らず丁寧に目の前の仕事をこなすことを目指しましょう。
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