お役立ち情報
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介護職が一度辞めた職場に再就職する出戻り転職することはできるのでしょうか。出戻り転職には即戦力になれるなどのメリットがありますが、同時にいくつかのデメリットもあります。今回は、介護職の出戻り転職について、メリットとデメリット両方の面から解説します。
■目次
一度退職した職場に再就職をする「出戻り転職」。
結論から述べると、介護職でも出戻り転職をすることは可能です。
しかし出戻りは一般的な転職と異なり、「一度退職した場所に戻ってくる」という点から、周りの印象が少々異なることも事実。
例えば、トラブルを起こし気まずさの残る退職をしていた場合、出戻りをすることは困難であるといえるでしょう。
介護職が出戻りをする場合は、仕事を高く評価されていたことと円満退職だったことが条件であるともいえます。
出戻りをOKするほど優秀な人材であることや、即戦力として活躍できそうな人材だと判断されれば、出戻り転職ができる可能性は高くなるでしょう。
介護職が出戻り転職するメリットには、以下のような点が挙げられます。
以前にその職場で働いていたことのあることから、その職場に馴染む時間も早く即戦力として活躍することができます。
単に介護士としてのスキルがあるだけではなく、職場の要領をすぐに理解し行動に移すことができる点は、出戻りの大きなメリットです。
OJTや研修の時間を省くこともでき、すぐに現場に出ることができるでしょう。
その職場での勤怠管理方法や介護記録の作り方、一日の流れや申し送り方法など、職場のやり方をすでに知っている点も出戻りのメリットです。
また事務所のどこに何があるのかについても知っているため、転職初期に困ることも少ないでしょう。
出戻りまでの期間が長くなかった場合は、馴染み深い利用者様のケアをまた担当することもできます。
介護士が転職して最も苦労するともいえる人間関係の構築において、出戻りの場合は必要がないという点も大きなメリットといえます。
以前所属していたユニットに戻れたり、仲が良かった同僚とまた一緒に仕事できるといったメリットも。
しかしこれは、出戻りまでの期間が長くなかった場合にのみ限ります。
転職先で身に付けた新しいスキルを、出戻りした職場に持ち帰って活かすこともできます。
これまでなかったスキルや知識を導入することは、出戻りした職場への貢献にもつながるでしょう。
例えばICTの導入提案や効率の良いスケジュールの回し方、介助方法など、一度他の職場を見てきたからこそ分かる視点があるはず。
出戻りした職場でも活かせることがあれば、積極的に提案してみましょう。
ただし、人手や予算などを考えず無理難題を提案することは避けましょう。
介護職が出戻りすることには、メリットがある一方でデメリットもあります。
出戻り転職がしたい場合は、メリットとデメリットをしっかり把握しましょう。
「一度辞めた職場に何故戻ってくるのか」と、出戻りを歓迎しない人がいることも事実。
その職場を離れたのには、何かしらの理由があるはずです。
しかし戻ってくるということは、また不満や違和感を抱きながら働かれるのでは、と考える人もいるでしょう。
出戻りをするときは必要に応じて、一度職場を離れた理由や出戻りした理由について話すこともひとつの方法でしょう。
出戻り転職には、職場のやり方が分かる点や人間関係の再構築が不必要というメリットがありますが、それはあくまで出戻りまでの期間が短かった場合のみのメリット。
出戻りまで長い期間が合った場合は、職場のやり方や人間関係、雰囲気も変化します。
そのような状況で出戻りしても、全く新しい職場に転職したときとあまり変わらないことも。
時間の経過とともに職場も変化するということを忘れてはいけません。
辞める前は後輩だった職員が、自分が退職した後に出世し、重要なポストについているということもありえます。
前までは自分が指導・指示側だったのが、出戻りすると逆転してしまったということもよく聞く話です。
後輩はいつまでも後輩だと思わず、自分がいない間にその職場でどんどん経験を積んでいることを覚えておきましょう。
出戻りした職場は、あくまで「一度辞めている職場」です。
前に一度辞めた職員であるというレッテルから、出戻り後に辞めたくなってもプレッシャーで辞めづらくなってしまいます。
採用時に「今度は辞められないだろう」と信じてくれた上層部を裏切ってしまうことにも。
よほどの理由がない限り、出戻りした職場を簡単に辞めることは難しいでしょう。
出戻り転職の場合、一般的な志望動機と書き方が少し異なってきます。
出戻り転職の志望動機は、以下のような構成で作成しましょう。
特に以前の職場を退職した経緯や、出戻りを選んだ理由については、面接で深堀りして聞かれる部分です。
自分の気持ちをしっかり言語化できるよう整理しておきましょう。
介護職の出戻り転職は、気軽にできるようなものではありません。
出戻り転職をする前は、まず以下のことについて考えてみましょう。
出戻り後に、退職する前と同じことで悩むことがないか考えてみましょう。
出戻りして結局同じことで悩むようであれば、出戻りした意味がありません。
また職場の給与や待遇はすぐには変わりません。
出戻りするときは、退職前の悩みが自分のなかで解決できているのか、職場の状況が変わっているのかをしっかりリサーチするようにしましょう。
介護職が出戻りする理由の一つに、転職の失敗が挙げられます。
「結局自分に合う職場はないのではないか」と考え、新しい職場より比較的「マシ」である前の職場に出戻りを考えるパターンも多いです。
しかし、介護職が活躍できる職場はたくさんあり、ニーズも増えています。
出戻りをすぐ決めてしまう前に、他の職場への視野も広げてみましょう。
出戻りして希望する働き方ができるかどうか、しっかり考えてみましょう。
転職をする大きな理由に「自分が希望する働き方ができるかどうか」という点があります。
出戻り転職でその点が叶うのであれば、出戻りする価値があるといえるでしょう。
もしそれが出戻りでは叶わない場合は、出戻りせずもう少し他の職場を探してみることがおすすめです。
介護職が一度辞めた職場に出戻り転職をすることは可能ですが、デメリットのほうが大きいといえます。
出戻り転職を行う場合は、メリットやデメリット、出戻り転職をする意味についてしっかり考えるようにしましょう。
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