お役立ち情報
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終身雇用の時代が終わりを迎えようとしている中、セカンドキャリアとして介護士に興味を持つ方は少なくありません。介護業界では幅広い年齢層やキャリアの方が活躍しており、これまでの経験も活かしながら働くことができます。今回は、セカンドキャリアに介護士を選ぶメリットや、働く際に気をつけたいポイントなどについて詳しく解説していきます。
■目次
介護士は、セカンドキャリアの選択肢としてとてもおすすめ。
その理由は、年齢層や経歴に関わらず活躍できるためです。
介護士は中途採用の割合が高く、例えばプログラマーや営業など、まったくの異業種から介護士に転職する方は少なくありません。
また、定年退職後に介護士として現場に立つ方もいます。
ちなみに介護労働安定センターによる調査の結果、介護職の平均年齢は47.7歳と報告されています。
全体の割合は以下のとおりです。
年齢 | 労働者の割合 |
---|---|
20代以下 | 6.0% |
30代 | 16.9% |
40代 | 27.2% |
50代 | 24.1% |
60代以上 | 15.9% |
無回答 | 10.0% |
この結果から、60代以上の方も高い割合で存在していることがわかります。
このように、人生のあらゆるステージから挑戦できる点は、介護士の大きな魅力だと言えるでしょう。
参考:介護労働安定センター|介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書
「いろんな仕事がある中で、介護士を選ぶ意味ってなんだろう?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
そこでこの章では、セカンドキャリアに介護士を選ぶメリットを4つ紹介していきます。
一つめのメリットは、資格や経験がない方でも働けることです。
せっかく介護業界に興味があっても、雇ってもらうまでのハードルが高ければ挑戦を躊躇してしまいがち。
しかし多くの事業所では、新卒・中途問わずに無資格や未経験の方でも採用しています。
これは、慢性的な人手不足がひとつの要因でしょう。
なお介護士の仕事は、現場での実践を通して覚えることが基本です。
教育システムに力を入れている事業所もあるため、先輩職員のサポートを受けながら安心して働くことができるでしょう。
定年退職や中途採用など、セカンドキャリアとして介護士に挑戦した方でも、キャリアアップのチャンスがあります。
具体的には、必要な実務経験を積んでから資格を取得するという流れを活用できるのです。
ケアマネージャー・社会福祉士・サービス提供責任者といった福祉系の資格保持者は介護事業所で重宝されやすく、役職者になる可能性もあります。
なかには、施設長までキャリアアップする人も。
経験年数やこれまでのキャリアに左右されずに高みを目指せることは、セカンドキャリアにおける大きなメリットといえるでしょう。
コツコツと現場経験を積んでいくと、興味のある資格にどんどんチャレンジしていける業界です。
日々の仕事にやりがいを感じやすい点も、介護職を選ぶ大きなメリットといえます。
介護士という職業は、利用者様と直に接してコミュニケーションを取ったり、身体介助で日々の生活を支えたりする仕事です。
利用者様にとっては必要不可欠な存在であり、頼りにされる場面もたくさんあるでしょう。
自分が働く意味を強く感じられるので、やりがいも感じやすい仕事であるといえます。
また、利用者様からは頼られるだけでなく、励ましてもらう機会も少なくありません。
「ありがとう」「〇〇さんに介助してもらって嬉しい」のようなシンプルな言葉でも、自分の仕事に対してリアクションをもらえることは、働きがいに直結します。
セカンドキャリアでは、人と人とのつながりを肌で感じられる仕事を選んでみるのも良いのではないでしょうか。
介護士として働いてみたいものの、「前職が介護とは関係ないから不安…」という方も多いのではないでしょうか。
実はまったく違う業種の経験であっても、以下のようにさまざまな場面で活かすことができます。
上記はほんの一例。
異業種ならではのスキルによって、利用者様の困りごとを解決したり、生活の楽しみを増やすこともできるのです。
また異業種から入職する方は、介護士一筋の職員とは違った視点を持っています。
ちょっとした気づきが新たな発見につながったり、ケアの質を向上させたりする可能性も大いにあるでしょう。
働くメリットたっぷりの介護士ですが、事前に知っておきたい注意点もあります。
「こんなこと知らなかった…」と後悔しないために、しっかりと把握しておきましょう。
介護士は新卒で入職する若手の職員も少なくありません。
そのため、上司や先輩職員が年下という状況は当たり前です。
自分の方が人生経験や知識が豊富な分、口出ししたくなる場面もあるでしょう。
しかし良好な関係を保つためには、ときには我慢した方がいい場合もあります。
介護士の仕事はチームワークが命です。
良好な関係を築くために、職員の年齢に関わらず、常に謙虚な姿勢で接することを心がけましょう。
「介護と言えば体力仕事」とイメージする方も多いでしょう。
しかし、介護士の仕事は意外にデジタル機器に触れる機会が多く、ある程度の操作はできなければいけません。
例えば、利用者様の日々の記録をつける業務は、ほとんどの事業所がパソコンによる管理をしています。
そのため、最低限でも文字入力はできる必要があるでしょう。
教わりながら覚えることもできますが、現在は「PC操作はできて当たり前」の時代。
職場にとっては、必要以上の教育コストをかけることになります。
基礎的な操作を教わる場合には、誠意が伝わるように、覚える努力をする姿勢をしっかりと見せましょう。
介護士の仕事を一人前にこなすには、はじめのうちに覚えなければいけないことがたくさんあります。
例としては、次のようなものが挙げられます。
●利用者様の名前や部屋割り
●利用者様ごとの特性や介助方法
●早番・遅番など、シフトごとのルーティン
利用者様を不安にさせないためにも、少しでも早く業務を覚えたいところ。
積極的に質問したりメモしたりなど、自分なりに覚える工夫をしていきましょう。
なお介護士の仕事内容はルーティンワークが多いため、慣れてくると毎日の業務が楽しくなってくるでしょう。
自分自身の体調管理には細心の注意を払いましょう。
例えば、自分が風邪をひいた場合、利用者様にうつってしまうリスクがあります。
利用者様の中には、免疫力が低い方や基礎疾患がある方もおり、ちょっとした風邪で重症化してしまう恐れも。
また、腰痛予防も非常に重要です。
車椅子からベッドへ移乗する介助やお風呂を介助する際に、介護士が利用者様を持ち上げることがあります。
この際に無理をしてしまうと、あっという間に腰痛になってしまいます。
介護士は体が資本のため、睡眠や腰痛予防といった体調管理はしっかりと行いましょう。
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介護事業所には、さまざまなサービス形態があります。
どのようなサービスを提供しているかによって仕事内容が違う上、事業所次第で勤務時間や賃金といった労働条件も大きく異なります。
「イメージしていた仕事とは違った…」といったミスマッチに陥らないように、いろんな求人を比較したり情報収集したりする必要があります。
施設見学を歓迎する事業所は多いため、興味のある求人を見つけたら積極的に問い合わせてみましょう。
介護求人ラボなら、施設形態やこだわり条件で絞り込みながら求人を探すことができます。
ぜひお住まいの地域の求人を探してみてくださいね。
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介護士はやりがいがあるだけでなく、未経験でも専門的な知識やスキルを習得できるため、セカンドキャリアとしておすすめです。
「第2の人生、楽しみながら未知の世界で頑張りたい」という方には最適な選択肢だといえるでしょう。
今回紹介した注意点を参考に、ぜひ新しい風となって介護現場で活躍してくださいね。
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