【徹底解説】介護施設のオープニングスタッフってどうなの?

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介護職の求人の中でも人気のあるオープニングスタッフ。介護施設の求人に興味があるけど人間関係ってどうなんだろう、と二の足を踏んでしまう人もいるのではないでしょうか。その点、人間関係をイチから作り上げるオープニングスタッフは挑戦しやすい求人ですよね。今回はそんな気になる介護施設オープニングスタッフについて紹介していきます。

介護施設のオープニングスタッフとは

介護施設のオープニングスタッフとは、施設開設のときに採用された正社員・パートのこと。

通常の介護業務はもちろん、施設運営に関わるマニュアル作成やルール作りなどにも携わります。

オープニングスタッフは介護施設がオープンする前から集められ、仕事に当たる前の研修も共に行うことがあります。

介護施設オープニングスタッフのメリットとは

オープニングスタッフには他の介護施設採用にはないメリットがあります。

以下では、オープニングスタッフで考えられるメリットを3点にまとめて紹介します。

全員同じスタートライン

採用された時はまだ人間関係ができあがっておらず、全員が同じスタート地点にいます。

そのため、他の施設にはありがちな派閥や先輩への気遣いに悩む必要がありません

最初は仕事を覚えるのが精一杯だという方も、人間関係がフラットであれば安心して業務に取り組めるでしょう。

設備がきれい

オープニングスタッフは、ほとんどの場合新しい設備の中で働くことになります。

既存の施設のように物品の劣化に悩まされるようなことも少ないでしょう。

新しい設備や清潔な環境で働けるのは嬉しいポイントですね。

スタッフ同士の一体感がある

オープニングスタッフは,、ルールから仕事の段取りまで一緒に作り上げていく仲間です。

介護施設内部の業務を意見を出し合いながら共に作り上げ、1つずつ目標をクリアしていけるのはオープニングスタッフならではの醍醐味といえるでしょう。

介護施設オープニングスタッフのデメリットとは

オープニングスタッフのメリットを紹介しましたが、デメリットはどんなものが考えられるでしょうか。

以下では考えられるデメリットを3点にまとめて紹介します。

マニュアルがない

オープンしてすぐは業務にマニュアルがないことが多いため、アクシデントがあったときは自分たちで対応する必要があります。

上司も自分たちも同じスタートラインに立って仕事をすることから、誰かに頼るということができません。

突発的なことでも、自分が対応するという心構えが必要です。

仕事量が安定しない

マニュアルやルーティーンが決まっていないため、自分がこなすべき仕事の量も決まっていません

また人員配置も固まっていないことから、事務など直接介護にかかわらないような仕事をする必要があることも考えられます。

そのため、仕事が落ち着くまでは休みがとりづらかったり、残業が増えたりすることもあり得るでしょう。

経験者に負担がかかりがち

オープニングスタッフはとにかく人数が必要であるため、未経験者も多く採用されます。

介護職経験者は自身の仕事をこなすだけでなく、未経験者の教育にあたらなくてはならない場合があり、オープニングスタッフの業務で負担がかかりがちです。

オープニングスタッフに未経験で応募するときのチェックポイント

介護施設のオープニングスタッフ求人には未経験可とされている求人もありますが、すぐに応募せずまずはリサーチをしましょう。

オープニングだけど運営は信頼できる、しっかり指導してもらえる、という点はチェックしておかなくてはいけません。

そのため未経験でオープニングスタッフに応募するには

  • 応募先がどんなサービスの施設か
  • 介護施設の経営母体は何か

についてリサーチする必要があります。

応募先がどんなサービスの施設かチェック

まず介護職の求人には

①居宅サービス
②通所サービス
③短期入所サービス
④入所サービス

の4種類があります。

①居宅サービス
介護職で求人があるのは訪問介護、訪問入浴介護です。
自分が利用者の住んでいる場所に出向いて日常生活に必要とされるさまざまなサービスを提供します。
②通所サービス
介護職で求人があるのはデイサービスや通所リハビリテーション(デイケア)です。
デイサービスは施設に通ってもらって日常生活を支援するサービス、デイケアはリハビリを目的としたサービスを提供します。
③短期入所サービス
決まった期間だけ利用者様をお預かりするサービスです。
④入所サービス
利用者様が長期的に生活するためのサービスを提供します。
特別養護老人ホームなど終の棲家になることも多いサービスです。

この中で未経験者に最もおすすめなサービスは、入所サービスでしょう。

入所サービスには重度の方、認知症の方などさまざまなタイプの方が利用されます。
介護施設のオープニングでも人材が必要とされる施設のため、未経験で採用されても即戦力になれることが多いです。

通所サービスではレクリエーションの種類ややり方、顧客が安定していないと残業の可能性が高くなってしまうだけでなく、訪問入浴は身体介護の知識が必要になります。

また訪問介護は基本的に一対一のサービスのため、全くの未経験でオープニングスタッフに挑戦するのはやや敷居が高いかもしれません。

介護施設の経営母体をチェック

また介護施設のオープニングでは、スタッフが足りない、思ったように利用者が入所してくれないなどのトラブルも。
何かあったときに支えになる施設の母体は何かを調べておくことが大切です。

入所施設は規模が大きいため、経営母体の規模もしっかりしている傾向。
よくあるのは社会福祉法人や医療法人といった設立にも厳格な基準がある法人で、運営にトラブルがある可能性は低いといえます。

その観点を重視する場合は、経験者が配置されていて経営母体がしっかりしている入所系の介護施設がおすすめです。

オープニングスタッフに向いている人の特徴

介護施設のオープニングスタッフ求人は通常の介護施設の職員と違った業務が多くあるため、向き不向きが大きく分かれる求人です。

オープニングスタッフに向いている人は、以下のような特徴がある人と言えます。

忙しさを楽しめる人

オープニングスタッフはマニュアルやルーティンが確立されておらず、突発的なことに対処しなくてはいけないことも多いため、通常の介護職より忙しいことがほとんどです。

忙しさに対して冷静にとらえ、問題をクリアしていける人は介護職のオープニングスタッフに向いているといえます。

柔軟性がある人

オープニングスタッフは、人間関係も業務量も分からない部分が多いスタッフです。

とりあえず決まったルールやルーティンに従えば業務がスムーズにいくのかといえば、そうでない場合も多いでしょう。

言われたことをこなすだけでなく、報告・連絡・相談しつつ自分で直面している状況やトラブルにどう対応したらいいか、を考えながら業務に取り組む柔軟性が必要です。

まとめ

介護施設のオープニングスタッフは通常の介護施設の求人と違うメリットやデメリットがあります。

また内容を選べば未経験でも応募できる求人です。

もし通常の介護施設で人間関係や施設の設備に不満があるのなら、オープニングスタッフに挑戦してみるのはいかがでしょうか。

今回の記事が少しでもあなたのお役に立てば幸いです。
 

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