お役立ち情報
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介護士の平均年間休日数は、どれくらいあるのでしょうか。介護士への転職を考えている人にとっては、有給取得率や他の職種と比較した際の介護士の休みの数についても、気になるところですね。今回は、介護士の平均年間休日数や有給取得率、施設形態・雇用形態別の休日のことから、休日数の多い職場の探し方について解説します。
厚生労働省の調査によると、介護士が属する「医療・福祉」産業の平均年間休日数は111.5日という結果であることが報告されています。
また110~119日を休日としている企業の割合が最も多いという結果になりました。
しかし介護士の休日は施設やシフトによって大きく異なるため、全ての介護士が同じくらい休日を取っているとは一概にはいえません。
休日数について気になる場合は、施設に問い合わせて確認してみましょう。
介護士が属する「医療・福祉」産業とその他の業種で、平均年間休日数を比較してみましょう。
産業(一部抜粋) | 労働者1人あたりの平均年間休日総数 |
---|---|
建設業 | 112.2日 |
製造業 | 117.6日 |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 120.9日 |
情報通信業 | 119.8日 |
金融業、保険業 | 119.1日 |
宿泊業、飲食サービス業 | 102.9日 |
生活関連サービス業、娯楽業 | 105.6日 |
教育、学習支援業 | 113.3日 |
医療、福祉 | 111.5日 |
このように比較すると、「医療・福祉」の111.5日という結果は、決して圧倒的に少ないということではないことが分かりますね。
1年間に104日前後の土日があると考えると、だいたい週に2日程度の休日は確保できる計算になります。
厚生労働省の調査において、介護士の属する「医療・福祉」産業の有給取得状況は、以下のように報告されています。
つまり、介護士の有給取得率は5~6割程であるということが分かります。
同調査における全産業を対象とした平均取得率は56.6%であることから、比較的有給を取得できている方であることも分かりますね。
しかし介護士の有給の取りやすさは、施設や職場環境によっても異なることは事実。
有給休暇は労働者の権利であるため、理不尽な理由で取得を拒否される場合は労働基準監督署などに相談しましょう。
以下では、介護施設形態別に介護士の休日事情について解説します。
特別養護老人ホームや有料老人ホームといった入所施設では、基本的に24時間365日体制での営業となり休業日がありません。
介護士は日勤・夜勤の2交代制や、早番・日勤・遅番・夜勤(準夜勤)の4交代制といったシフト制で勤務することとなります。
土日や祝日でもシフトによっては出勤日となりますが、基本的に週に2日休みが取れるようにシフト編成されることが一般的です。
デイサービスやデイケアといった通所施設は日中のみの営業となり、土曜日あるいは日曜日のどちらかに休業日が設定されていることが多いです。
交代制のシフトではなく、朝から夕方まで一日出勤するシフトが一般的。
休日は土曜日か日曜日のどちらか1日と平日1日、のような週休二日制あるいは完全週休二日制であることが多いです。
訪問介護では、介護士が利用者様のご自宅に訪問して介護が行われます。
夜勤はほとんどなく、事業所の営業時間に合わせて日中のみ勤務することが一般的です。
介護士の休日は週休二日制が最も多く、中には土日休みの完全週休二日制を取り入れている事業所も。
以下では、雇用形態別に介護士の休日事情について解説します。
正社員は基本的に、営業日のなかでシフトが組まれ勤務する形になります。
就業規定に則って、4週8休の形で出勤することが一般的です。
土日や祝日にも勤務し、必要であれば休日出勤を行うことも。
土日祝に休日を設定したい場合は、シフト確定前の休日申請などで設定することも可能ですが、施設にもよるでしょう。
また正社員の場合、有給以外に特別休暇などといった福利厚生を受けることもできます。
契約社員も基本的に正社員と同じで、4週8休のシフト制で勤務することとなります。
土日祝の出勤や、休日出勤の可能性もあります。
有給休暇や福利厚生を受けることもできますが、正社員とは付与日数などで異なる場合があるため、確認が必要です。
派遣社員の場合は、施設と契約した内容によって勤務日数が異なります。
フルタイムや週2~3日勤務など、自分に合わせた働き方が可能です。
しかし施設からの有給休暇や福利厚生は受けられず、派遣元の有給や福利厚生を活用する形となります。
パート・アルバイトは、自分でその月働きたいだけシフトを入れられるなど、非常に自由度の高い働き方ができます。
派遣社員よりも柔軟に働くことができるため、Wワークや子育てと両立しながら働くのにおすすめの雇用形態です。
1ヶ月のうちにどれだけ休日がほしいかなども自分で設定しやすいですが、正社員などのような福利厚生は受けられないことが多いです。
休みが多い介護施設で働きたい!という場合、どのようなポイントに着目して職場選びをするべきでしょうか。
求人票に記載されている年間休日数を必ず確認しましょう。
介護施設の場合、年間休日が年休110日以上あれば十分であると考えられます。
なお介護士の平均年間休日数は、先述の通り111.5日です。
いくら年間休日数が多めに設定されていても、施設内の職員数が足りていない場合、休日出勤を余儀なくされる可能性が高くなります。
一方で、有給取得率が高い施設の特徴の一つとして、施設内の人材が十分に足りているという点が挙げられます。
施設見学などを行い、職員数が十分かどうかも確認することがポイントです。
施設内で労働環境の改善に努められているかどうかも、休日数や有給取得率につながるポイントです。
労働環境改善に努めている施設では、職員の働きやすさ向上のために有給を取りやすい環境づくりを行っていたり、さまざまな特別休暇を設けていることも。
一方で労働環境改善の兆しが見えない施設では、働きやすさが向上せず「休みたくても休みづらい」状況に陥っていることが多いのです。
デイサービスやデイケアといった通所施設は、夜勤なしの日勤のみ、土日休み、完全週休二日制といった希望が通りやすい傾向にあります。
他の施設形態に比べて働きやすい営業形態であるともいえるでしょう。
もし土日祝は必ず休みたいと考えている場合は、通所施設の求人からチェックしてみましょう。
介護士の平均年間休日数は111.5日と報告されていますが、休みの数や取りやすさは施設によって異なります。
施設形態や雇用形態によっても、休日の数は大きく変わってきます。
どれくらいの年間休日数を希望するのかによって職場の探し方も変わってくるため、本記事を参考に休日数について考えてみませんか。
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