お役立ち情報
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介護施設でも広く取り入れられている絵本の読み聞かせレクリエーション。絵本レクには認知症予防や社会参加などのメリットがあります。本記事では、介護施設で絵本レクを行うメリットやレクの種類、おすすめの絵本について解説します。
絵本を使ったレクを行っている介護施設は多いですが、高齢の利用者様に絵本レクを行うことにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
絵本には有名なものやおとぎ話など、利用者様も知っているものが少なくありません。
自分が昔読んでいた絵本はどんな内容だったか、この話はどういう結末につながるのかなど過去の記憶を辿ることで、回想法につながり認知症の予防が期待できます。
新しい物語を知ることはもちろん、懐かしさを感じることも認知症予防に効果的なのです。
>>>あわせて読みたい「介護施設でも実践できる回想法|認知症への効果や進め方について」
絵本を通して話を聞いて頭の中で想像させたり、挿絵を観察することで脳が活性化されます。
脳の活性化は認知症予防にもつながるだけでなく、利用者様からさまざまな感情を引き出すことにもつながります。
また加齢とともに機能が低下するワーキングメモリにも働くことから、脳のトレーニングになるともいえるでしょう。
絵本の読み聞かせをすることによって、話を聞かせてもらっているという心地のよさを感じることもできるでしょう。
子どもの頃の気持ちに戻って、純粋に読み聞かせを楽しむことが好きだという利用者様も少なくありません。
施設で過ごす時間を楽しいものにするためにも効果的でしょう。
介護施設で行う絵本のレクには、主に以下の3つの種類があります。
職員が利用者様に向けて絵本を読む読み聞かせは、最も一般的なレクリエーションです。
絵本ひとつさえあればすぐにでき、誰でも参加することができます。
耳の遠い利用者様でも聞こえるように、大きな声でしっかりとはっきり読むようにしましょう。
利用者様に絵本を朗読してもらうレクリエーションです。
文字を読む、声に出す、演じるというアクションを行うことで、楽しみながら脳のトレーニングを行います。
職員の代わりに利用者様に読み聞かせをしてもらうのもよいでしょう。
近隣の児童館や保育園などにいる子どもたちに向けて、利用者様が読み聞かせを実演するレクリエーションです。
絵本選び、読み聞かせの練習など、時間をかけて準備を行います。
社会参加を促進できるレクリエーションです。
介護施設で高齢の利用者様と行う絵本レクでおすすめの絵本を紹介します。
出典:amazon.co.jp
町中の若者が集まり、それぞれの怖いものについて話し合います。
へび、たぬき、こうもり、くも…ただ松つぁんは「まんじゅうが怖い」と言い出すのです。
そこで町のみんなは、松つぁんを驚かせるためにまんじゅうをたくさん準備し…?
古典芸能の落語が絵本になった落語絵本。
有名な話を絵本として読むのは新鮮さがありますね。
職員がどのように演じるのかも注目ポイントです。
出典:amazon.co.jp
小さなあきと、おばあちゃんが作ってくれたきつねのぬいぐるみのこんのお話。
ぼろぼろになってしまったこんを直してもらうために、2人はおばあちゃんのお家に行くことになります。
無事におばあちゃん家にたどり着くことはできるのでしょうか。
こんとあきを利用者様自身の子どもの小さい頃や、孫と重ね合わせて、ほっこりしながら読んでいただける本です。
出典:amazon.co.jp
夜中にひとりでトイレにすらいけない豆太は、おじいちゃんと2人暮らし。
夜トイレに行くたびに、おじいちゃんについてきてもらっていました。
しかしある日の夜、おじいちゃんの具合が悪くなってしまいます。
豆太は、家から離れたお医者さんの元へ向かう勇気を出し…?
切り絵のイラストが素敵な、名作絵本です。
介護施設でも広く取り入れられている絵本レク。
絵本レクには認知症予防や社会参加などのメリットがありますが、利用者様が「子ども扱いされている」と不快な思いをされないように配慮を行うことも大切です。
本記事を参考に、絵本レクを取り入れてみましょう。
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